片付かない家が疲れる理由

家でくつろいでいるはずなのに疲れが取れない

散らかった空間がストレス

そんな風に相談くださる方のなんと多いことか。

私はこれを「モノにエネルギーを吸われている状態」とご説明しています。

特性が無い方はもちろんのことですが、

特にHSP(繊細さん)、ADHDの方はこの傾向が非常に強く、具合が悪くなったりすることもあります。

これにはちゃんと理由があります。

感受性が高いHSPの人が散らかった空間で激しく疲れるのは、高い共感能力や処理能力が原因しています。

視界に入るものを「画像」ではなく「情報」として受け取り、脳が働きすぎてしまうのです。

散らかったものから「片付けて」「ちゃんと扱って」という無言のメッセージを受け取ってしまい、「片付けるというタスク」や「モノに対する罪悪感」で疲れてしまうのです。

ADHDの方の疲れ方のメカニズムもある程度解明されています。

外部の刺激に敏感な傾向が強いことから、脳が情報のフィルタリングをせず、すべてを同じ重さで処理するため、モノが多ければ多いほど脳が働かされすぎて疲れてしまうのです。

また、モノが多すぎて。どこに何があるか把握できていない空間にいると、探しものをするために脳の「実行機能(計画や優先順位を司る機能)」を過剰に使うことになります。もともとADHDの人はこの実行機能に多くのエネルギーを消費する特性があるため、ただ生活しているだけでも極度の疲労を感じる上に、片付いていないことがさらに負担を増やします

これを解決するために片付けを試みるも、見たものすべてに脳が反応してしまう特性上、片付けを始めてもたくさんのモノに翻弄されます。モノが多いと次々といろいろなことに手をつけてしまい、結局モノを中途半端に移動させただけという結果を招きやすいです。

もちろん、人によって程度の差はありますし、両方の特性を持つ方もたくさんいらっしゃいます。

家が片付いて居心地よくなったら、体も心も軽くなりますよといつもお声がけしています。

根拠のない励ましではなく、経験に基づくご説明です。片付けが進むと体の疲労は増しているのにどんどん元気になる方も多く、片付けってすごい、と毎回実感しています。

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